介護事務の仕事と活躍場所

勉強を始める切っ掛け
介護事務通信講座比較トップへ ≫ 介護事務とは

介護事務の仕事とは

現在、グループホームなどの介護施設が数多く設立されています。住宅地の空きスペースに建設されたり、日々その数は増えているようです。私の家の近所にも2件ほどのグループホームがあります。市街地からちょっと離れ、環境の良い地区には数多くの介護施設、グループ ホームが建設されている昨今です。

1963年に「老人福祉法」が設定され、特別養護老人ホームが設立されるようになり、この頃から老人保健施 設や特別擁護老人施設などが増えはじめ、介護サービスを利用する人も増えていきます。

1980年代の頃は、まだ介護施設はそれほど多くなく、要介護高齢者や障害者のお世話は、その家族が見る というのが一般的でした。どうしても面倒を見られないという場合には、その家族が各都道府県の地方自治体に申し出て、その自治体 が「措置制度」を駆使し、『高齢者や障害者を社会福祉施設などに入所させる』という方法で対応していました。

また、自宅で面倒を見られない家族が、様々な理由をつけては、介護施設ではない病院に長期入院させると いう「社会的入院」という問題も取りあげられるようになりました。 しかし、医療と介護が切り離されたことによって、医療費算出方法では、介護費を算出する事ができなく なってしまいました。

この問題を解決するため『介護保険制度』が考案されました。 2000年4月から導入されたこの制度は、食事、排泄、入浴など日常生活において介護を必要とする人を対象 に、介護を提供することによって、自立支援をするものです。 その費用は、1割を介護サービス利用者本人が負担し、残る9割を国、地方自治体が負担するというもので、 この、9割を国、地方自治体に請求するのが介護事務の業務です。 介護施設に勤務しているならば、その施設の大きな収入に関わる仕事ですので、介護事務の責任は重大です。

介護事務の仕事

介護イラスト

介護施設などにおいて、介護に関わる費用は、1割を介護サービス利用者本人が負担し、残る9割を国、地方 自治体が負担します。 この、9割を国、地方自治体に請求するのが介護事務のメインの業務です。 介護施設に勤務しているならば、その施設の大きな収入に関わる仕事ですので、介護事務の責任は重大です。

介護では、入浴や食事などの「行為」とその行為にかかる「時間」を合算した報酬が請求されます。 つまり、軽度の介護者と重度の介護者ではサービスの「行為」とそれを受ける「時間」の組み合わせで報酬額に 差が生じます。

そこで診療報酬の「点数」制ではなく、介護報酬には「単位」制という新たな報酬請求方式が採られました。 介護事務という職業はこういう背景から生まれたもののようです。

ですから介護事務という職種は、まだ深く世間に浸透してはいませんが、介護についての複雑な報酬請求の 業務は介護事務にしかできない特別なものであるといえます。

介護事務の活躍場所

介護事務の就労場所は訪問介護、ディサービス、グループホーム、特別養護老人ホーム、障害者施設、福祉用品販売などです。その中でも多いのは訪問介護、老人ホームの事業所です。下記が介護事務が必要とされる施設の規定です。

  • 1、要介護者がいる家庭へヘルパーを派遣する業務を行う民間の在宅介護サービスの事業所や、介護人材派業者
  • 2、介護を必要とする高齢者が入居しており、日常生活の様々なお世話やリハビリや看護などのサービスを行う特別   養護老人ホームや、介護老人保健施設など
  • 3、市町村などが業務委託している国保連合会
  • 4、病院や診療所などの医療機関の介護事務職員
  • 5、訪問看護センターや在宅介護支援センターなど

現在、わが国の高齢化が日々進む中、介護サービスの需要は増えており、それに伴って介護施設や在宅介護サ ービスを行なう事業所も増加しています。

この時代背景を考慮すると、この介護事務職というのは、今後将来性の高い職業だと考える事ができます。 採用形態は、その企業の正社員のほか、パート、派遣社員など、その施設により様々ですが、介護報酬請求 という専門性の高い業務に関わる職種でありますから、その資格はもちろんですが、経験が重視されます。

「介護事務管理士」と「介護保険事務管理士」

介護事務関係の資格の中で呼称がよく似た資格に、「介護事務管理士」と「介護保険事務管理士」という2つの 資格がありますが、その違いは以下のとおりです。

 

介護事務管理士

技能認定振興協会主催の試験の合格者。介護保険制度や介護報酬請求の知識や、介護請求事務に関する知識を認定する資格です。

実技と学科の試験があり、実技は介護給付明細書の作成に必要な知識が問われ、学科では、法規(介護保険制度、介護報酬請求についての知識)、介護請求事務介護給付費単位数の算定、介護給付費明細書の作成)、介護用語についての知識が問われます。

 

介護保険事務管理士

日本病院管理協会の教育指定校で「介護保険制度概論」、「介護レセプト記載要領」、 「介護報酬算定」、「医事保険との関係」、「医療管理学」などの指定科目を履修し、単位を 修得する必要がある資格。さらに、養護教諭、ホームヘルパー、介護福祉士、保育士、 栄養士、社会福祉士、社会福祉主事任用資格などのコースで学んだ者に限られる資格です。

ユーキャン たのまな ニチイ